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大学産業ラボの記事一覧

2013.02.08
大学産業ラボ

滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.3

今回は、「滅菌消毒装置を理解する」と題して、記事を掲載していきます。

■塩素製剤の注入点が直接水に触れている場合は、次亜塩素酸ナトリウムと水中のカルシウム・マグネシウムと反応して接触点で固形の結晶物を生じ閉塞してくる。その頻度は、その水の総硬度量によって異なってきます。(硬度が50mg/Lを越すと早くなる)
注入弁を外して希塩酸に浸漬させて溶かすとか、飲用可能な希塩酸を塩素注入ポンプで注入し溶解する(使用中に外さないで対処できるが、定量ポンプ及び注入ホース内の塩素製剤は水に置換しておかないと塩素ガスを発生して危険である)
■接液部分のOリングやダイヤフラムの素材は、次亜塩素酸ナトリウムには耐食性のあるバイトンゴムでできているが、使用薬品により機器製造メーカーの設計より早くやせてくるので、定期的に早目に交換する必要がある。
■滅菌装置は間断なく塩素消毒が続けられるよう、法律により予備機を必ず設置しておく事が求められている。また本管への注入点は1ヶ所で兼用しない事が望ましい。
■次亜塩素酸ナトリウムを注入する機器は、他のポンプ類に比し法定償却年度までそのまま使用できるものはかなり少なく、途中で部品交換・Oリング交換などの他、薬品により又薬品の使用方法により、注入点で詰まりを生じメンテナンスを必要とする頻度が変わってくる。
■定量注入ポンプの注入量は、最大注入量の1/3以上で使用するのが良い。
今後の掲載予定内容
 ・次亜塩素酸ナトリウムを理解する
 ・次亜塩素酸ナトリウムの品質と特性を知る
 ・残留塩素濃度を均一にすること
 ・薬品の特性と装置
 ・安い薬品を使いこなすコツ
 ・維持管理の仕事を理解する
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2013.01.29
大学産業ラボ

滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.2

今回は、「殺菌消毒の役割とは」と題して、記事を掲載していきます。

 殺菌消毒の役割とは「細菌学的に100%安全な水」を「間断なく供給することにあります」。またその上で「おいしい水の供給には、均一で確実な殺菌ができる最小の残留塩素濃度プラス0.1mg/Lの維持」が大事なことです。
 昨今のように、電磁ポンプ式滅菌消毒装置の使用や、貯水槽なしの給水方法では、水質の途中の汚染、残留塩素の均一化、接触時間、更に緊急断水時の水源としての機能から考えると若干心配な面もあります。送水量に比例して薬液は減って行っても、完全に消毒されていない部分が出てくることがあったり、接触時間不足で一般細菌が若干検出されたりすることがあります。これらのことを理解するために、消毒装置・消毒薬品の選び方によって維持管理の方法が大きく変わってくるので、次のことを良く理解しておく事が大事です。
 「消毒装置・薬品・維持管理は三位一体の関係」にあり、三者の関係は、①「安い消毒装置」を選んだ場合は「良質(高価)な薬品の使用」又は「人間による常時監視の維持管理」を必要とし、②「しっかり計算された消毒装置」を選んだ場合は「安い薬品の使用」もでき、オプションで各種センサーを付加することにより「無人管理」の維持管理も出来るようになります。
 要するに、この三者のバランスを一日の給水量、設備費、維持費、安全性の要求の確率を加味して決めることが大事になります。更に原水水質の変動がそれらにかかわって来る大きなファクターになります。まずは個々の特徴・欠点を知ることが大事です。
今後の掲載予定内容
 ・滅菌消毒装置を理解する
 ・次亜塩素酸ナトリウムを理解する
 ・次亜塩素酸ナトリウムの品質と特性を知る
 ・残留塩素濃度を均一にすること
 ・薬品の特性と装置
 ・安い薬品を使いこなすコツ
 ・維持管理の仕事を理解する
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2013.01.18
大学産業ラボ

滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.1

今回からは、「滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割」と題して、記事を掲載していきます。

[はじめに]

 水道水の水質管理の基準は、分析技術の進歩、科学技術の進歩、環境の変化、国際化基準との同調等で、表現変更、項目追加、単位変更、などで大きく変化して来ています。安全という面では、律儀な日本人の世界に誇れる長寿命にも繋がり誠に結構な事ではありますが、それを実行する水道事業者側にとっては、自然環境の変化や、未知であった化学物質の出現、原水水質の悪化、供給に足りる良質な水源の減少、施設の広域化に伴う先行投資、景気の悪化に伴う想定水量の減少による収入の減少等で日夜大変ご苦労をされていると思います。
 殺菌消毒の分野では、昭和20年(1945年)の戦後に始まった、GHQの監視下で行われた「消毒思想」は、昭和32年6月の水道法に、そして昭和32年12月の水道法施行規則に引き継がれ今日に至っています。昔の様に自家井戸の場合は自己責任で済んだものが、インフラの整備が進んで公共の施設となって広域化している現在、些細なうっかりや、故障の場合でも、何百人,何千人の、人の命を握っているという責任を持たされています。
今後の掲載予定内容
 1.殺菌消毒の役割とは
 2.滅菌消毒装置を理解する
 3.次亜塩素酸ナトリウムを理解する
 4.次亜塩素酸ナトリウムの品質と特性を知る
 5.残留塩素濃度を均一にすること
 6.薬品の特性と装置
 7.安い薬品を使いこなすコツ
 8.維持管理の仕事を理解する
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民

2012.12.28
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.7

最終回は「今日が家族で話し合う時です」と題して、記事を掲載します。

■家族で、連絡方法・帰宅通路・避難場所・危機管理・前兆現象の話し合いをする。
 電話連絡の方法、帰路の決め、避難場所はピンポイントの位置で決めておいて下さい。
■まとめ
 巨大地震で「生き残るこつ」は
  ①「災前対策」
    ・わが家の立地条件の調査
    ・強度,類焼の可能性の調査
    ・そして対策(引っ越し、建て替え、補強、等)
   ②「災後対策」
    ・家族が安心して生活できる準備 そして最も肝心なものは備蓄である
    ・その時周りの人はだれも親身になって助けてはくれません!
   
 ---その時が刻一刻近づいて来ています! 今すぐ行動を起こす時ですー--
  
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.11.27
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.6

今回は「今すぐ準備して下さい」題して、記事を掲載します。

■1軒最低50L以上の飲み水の備蓄、一人3L×家族数×3~7日分は必要。
 四ヵ所に分けて保管のこと、できれば雑用水として雨水も利用したい。
■自宅が倒壊しない場合でも水は出ない。トイレ用品の準備、トイレサイズに合う大きいレジ袋、ビニールの
 ごみ袋は重ねるとかなり役に立つ。
■その次が3日~7日分の食料品、3日は水以外加工しないでも食べられるもの。
 備蓄しておくものと、買い回しするものがある。粉ミルク、薬、コメ、小麦粉等。
 アレルギー等の個人特有のものは、役所やボランティア等では期待できません。
■車を仕事で良く使う人は、車載用のセット、寝室からの脱出には寝室脱出用セット、など分散備蓄を考える。
■携帯電話・ラジオ、照明具、暑さ寒さ対策用品、着替え、常備薬品、お金 なども準備して下さい。
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.11.02
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.5

今回は「今すぐに確認して下さい」と題して、記事を掲載します。

■自宅の建築年度(昭和56年=1981年5月)以前か後か、診断してもらい対処する。
 耐震性が低い場合どうするか?、修理、補強工事はまず市役所に相談してみる。
■地盤は良いか調べること。地名による判断も役に立つ。
 川・田・橋・さんずい・等、古書・古地図も役に立つ、新しい造成地、埋立地も。
■晴天時の発災は西風時である。火は西から拡がって来る。類焼の恐れはないか。
 西側の隣接家屋が問題である。耐火壁、雨水貯水散水装置も検討したい。
■津波の可能性と対策→小細工では対処できない、津波の想定高さより高いビルの持ち主と仲良くなる。
           一刻も早く逃げることであるが、予め考えておかないと逃げられない。
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.10.17
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.4

今回は「自分の生き残り方法を考えて下さい」と題して、記事を掲載します。

■歴史に学べば巨大地震は100%来る。しかも、そう遠くない将来に!信じて下さい。
■海溝プレート型地震は繰り返し起きている。広範囲の被害、余震も1年以上続く。誰も助けに来ない、来られない。活断層の被害における救援は教訓にならない。
■活断層による地震は、両側500mが被害が大きいだけ、余震も約1ヶ月くらいで収まる。近隣からの助けを得やすい、物資も供給しやすい。しかし被災の広範囲にわたる海溝プレート型地震の場合、どこから、誰が助けに来られると思いますか?
■震度7では家具・テレビは倒れてくるというより、飛んでくる。死者の8割が圧死であることを知る。(東日本大震災では9割が水死という例外もあるが)
■就寝中に起こる確率が1/3。準備してないと頭が真っ白になるという。停電灯のすすめ、脱出用具の設置と、置き方、防寒・雨対策も忘れずに。
■大地震では、被災が広範囲のため、行政は最低3日間は救援に「来られない」「来てくれない」。自分で生き抜く「自助」の準備、備蓄と、普段から隣近所と仲良くしておく「共助」が大切、行政の「公助」は最低1週間かかると見て良い。
■過去に学べば、巨大地震は異常気象に後に起こり、暑い夏の後に起こっている。
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.10.05
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.3

今回は「巨大地震は間違いなく来ます!」と題して、記事を掲載します。

東日本大震災に学ぶことは、日本で最も正確に30年位の短い間隔で繰り返し地震を起こしている場所なのに、津波対策ばかりに目を奪われ、個人での水や食料の備蓄があまり進んで無かった様に思えることです。(備蓄はしてあったものの津波にのまれてしまったかも知れませんが?調査資料なし)
歴史に学べばプレート境界型巨大地震は周期的に起こっていて、科学的にも巨大なマントルの上に乗っているプレートは同じ現象を繰り返しています。プレート境界型の地震はエネルギー量が大きく、広範囲であることが特徴であり、余震も1年間にわたり起こることが多いようです。(内陸活断層の場合は通常約1~2ヶ月で収束すると言われています)
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.09.26
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.2

今回は「大災害が近い?と肌で感じませんか!」と題して、記事を掲載します。

1.大災害(巨大地震も含め)の前兆現象と言われる”異常気象”が始まっています。  →温暖化→海水の比重が小さくなる→地球の自転の変化(2009年元旦に1秒調整)→北極からの湿舌が4から3に変化 →異常気象が起こる→北緯30~35度、南緯30~35度に歪みが生ずる→その結果、地震や火山の噴火が起こりやすくなる という説がある。
2.地震の発生回数・火山活動報道が以前より多くなったと感じませんか?
3.地球のリズムが”火山・地震の活動期”に入っているようです。歪みの累積が繰り返される”巨大地震発生の周期”になって来ています。
4.地磁気が半分になってきたと言われます。原因は解りませんが、過去にポールシフトと呼ばれ、北極・南極が逆転した記録があります。人間を含めた動物の異常行動(若い男性の精子の減少、ワニのメス化、鯨やイルカの集団自殺?、子の親殺し、親の子殺し、無差別殺人等)の原因では?と勘繰る学者もいます。気になりませんか?
5.もし巨大地震が来ないなら、静岡県は37年間になぜ1兆9000億円も使ったと思いますか?
6.富士山噴火の予兆調査が東大単独から、国家プロジェクトに昇格しました。
7.2012年12月21日を中心とした大災害発生の「ちまたの予言?」あり。フォトンベルト突入の予言、隕石の衝突の予言、マヤ暦の予言、ニュートンの予言、ホピ族の予言、日月神示の予言、国内の学者・研究者・宗教家などから、大災害発生警告など、地球全体の大災害の発生を予告する本が、本屋の書棚をにぎわし始めています。
8.増え続ける地球人口の抑制のために、癌、エイズ、エボラ熱、新型インフルエンザの拡がりオスのメス化、晩婚化、少子化、など大戦争が無くなった人口抑制策の為にサムシンググレート?が仕組んだシナリオ?という見方もあります。
9.最も懸念されている東海大地震は、スロースリップによるエネルギー放出のため10年位先になりそう(2006年時)との見解?でしたが。遅くなるほど規模はMG8.6を超えるかもしれないとの説もあります。また今回の東日本大震災は、東海だけでなく東南海・南海の同時発生(1年前後の時間差もありという)の巨大地震が想定されるという解析にもつながっています。
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民
2012.09.14
大学産業ラボ防災

巨大地震は近い!? その時生き残るための準備と知恵 vol.1

今回は、「巨大地震は近い!?その時生き残るための準備と知恵」と題して、6回にわたり記事を掲載していきます。

まえがき
 全世界で、震度6以上の地震の2割が日本で起きています。昨年3月11日に起きた東日本大震災も、地震関係者の中では、約30年に一度は必ず起きている想定されていた場所であり、「想定外」と言うこと、「国難」と言うことは、政府の対策の拙速・無能さを示す言葉です。ただ、御用の地震学者にも、経済性とさかのぼる年数の関係もあり、過去の歴史にどこまで学べばよいかという謙虚さが欠けていたものが「未曾有」という表現で解決を図ったものと思います。
 「活断層」でなく地球のマントルの動きにつながっている「海溝プレート型」の地震の動きは、数百年、いや数千年以上の歴史の経験に学ぶ必要があります。
 近未来に東海大地震発生ありと指摘されてから35年余経過しました。地下にドロドロに溶けたマグマを擁する火山列島の上にある日本では、繰り返し起こる地震・火山噴火・地盤変動はつきものであるという認識が必要です。しかし、数年前一部の学者から「大災害発生のその時は、2012年±3年」ころではないか?との予想が言われました。即ちそれは2009年から2015年と言うことになり、もうその影響下に入り始めたと言うことになります。そういえば、昨今の夏の異常な暑さ、世界的に地震の多発、極端な集中豪雨、火山活動の活発化、ハリケーン、集中洪水、等今までに無い異常現象が出ています。地球のマントルが活動期に入ってきたと言われる所以です。
 巨大地震での被害を最小限にするためには「まず自分自身が生き残ることです」。歴史に学べば巨大地震は必ず来る!という「認識」を持つことが、自分の身を守る第一歩です。地震のメカニズムと大きさによる被害状況を「学び」、いま住んでいる家の、建築年度、立地条件、耐震力を「確認」し、大地震(大災害)発生時に生き残るための方法・対策を「考え」、生き残った後の自助のための「準備」をし、家族でその時及びその後の対処方法を「話し合う=共有する」いま!その時です。他人は誰も親身になって面倒を見てはくれません。
今後の掲載予定内容
 1.大災害が近い?と肌で感じませんか!
 2.巨大地震は間違いなく来ます!
 3.自分の生き残り方法を考えてください
 4.今すぐ確認してください
 5.今すぐ準備して下さい
 6.今日が家族で話し合う時です
筆者:静岡県防災用品普及促進協議会・大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民