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滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.1 news

大学産業新着情報 大学産業ラボ滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.1

滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割 vol.1

今回からは、「滅菌消毒装置と薬品と維持管理の役割」と題して、記事を掲載していきます。

[はじめに]

 水道水の水質管理の基準は、分析技術の進歩、科学技術の進歩、環境の変化、国際化基準との同調等で、表現変更、項目追加、単位変更、などで大きく変化して来ています。安全という面では、律儀な日本人の世界に誇れる長寿命にも繋がり誠に結構な事ではありますが、それを実行する水道事業者側にとっては、自然環境の変化や、未知であった化学物質の出現、原水水質の悪化、供給に足りる良質な水源の減少、施設の広域化に伴う先行投資、景気の悪化に伴う想定水量の減少による収入の減少等で日夜大変ご苦労をされていると思います。
 殺菌消毒の分野では、昭和20年(1945年)の戦後に始まった、GHQの監視下で行われた「消毒思想」は、昭和32年6月の水道法に、そして昭和32年12月の水道法施行規則に引き継がれ今日に至っています。昔の様に自家井戸の場合は自己責任で済んだものが、インフラの整備が進んで公共の施設となって広域化している現在、些細なうっかりや、故障の場合でも、何百人,何千人の、人の命を握っているという責任を持たされています。
今後の掲載予定内容
 1.殺菌消毒の役割とは
 2.滅菌消毒装置を理解する
 3.次亜塩素酸ナトリウムを理解する
 4.次亜塩素酸ナトリウムの品質と特性を知る
 5.残留塩素濃度を均一にすること
 6.薬品の特性と装置
 7.安い薬品を使いこなすコツ
 8.維持管理の仕事を理解する
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民