トップページお役立ち情報>1.おいしい水の条件

7.むすび
 これは“おいしい水”、これは“おいしくない水”と区別をつけるためには、のどが渇いているとか、塩辛いものを食べた後とかスポーツをした後等の、体が求める状態や、温度が高く湿度が低い所など、体が置かれた環境、また登山途中山腹から湧きだしている水等そこで飲めば最高に甘露であるが、汲んでもって来るとそれほどでもないなど飲む人の状態、天候、気温、湿度の他溶存ガスや水温、pHの変化等時間の経過に伴う水質の変化まで考慮しなければならないので、“最も良い”を決めるのは非常に難しいものである。また今回は“そのまま飲んでおいしい水”を取り上げたが「〜によい水」とはその用途によって異なるので、例えば総硬度の量より見た場合、
@「長生きによい水」はがやや硬い120〜300mg/Lのミネラルウォーターがよい。美味しいとは限らないが便通が良くなる。
A「お茶によい水」は30〜80mg/L位がよいが上限120mg/L位まで許容できる。
B 「コーヒーによい水」は50〜150mg/L位?
C「美人によい水」は10〜30mg/Lの軟水(皮膚に金属石けん滓が残らないためと言われている)、雨水に近い水。
D「温室によい水」は10〜20mg/Lの軟水、客土の回数が少なくてすむ。
E「お風呂によい水」は美肌用か治療用かによって異なる。
F「お風呂場によい水」は軟水(石けんと硬度成分の水垢ができないため、ガラス・鏡に付く水垢の量が少ないため)。
G「加湿器によい水」は純水が最もよく次に硬度成分0の軟水がよい。
H「IC製造によい水」は超純水以外は使えない。
I「理・美容院によい水」は軟水(毛髪・皮膚からの老廃物の洗浄、タオル等のふわっとした洗濯の仕上がり、石けんの溶け・落ち)。
J「酒造によい水」はやや硬度の高い水。
K「クーリングタワーに良い水」は純水又は軟水がよい。ミネラル成分・塩類濃度分がないほど濃縮倍数が稼げる。等々であり、さらに健康に関しては信じる心が結果を変化させるので、一つの特長だけを取りあげて“よい水”と決めつけるのはむつかしいものである。
文 献
(1) 村田徳治「正しい水の話」はまの出版
(2) 大山のぶ代+グループH2O「水なんだ?!」グラフ社
(3) 平沢猛男「水は永遠の友」研成社
(4) 日下譲「水と人」思文閣出版
(5) 小島貞男「おいしい水の探求」NHKブックス
(6) 久保田昌治「おもしろ水の話」日刊工業新聞社
(7) 鈴木啓三「水の話・十講」化学同人
(8) アクア研究会 みんなで考える「飲み水の話」技報堂出版
(9) 特集=「水」の思想 「理想」7 1984 No.6

Copyright(C) 2007 DAIGAKU SANGYO Co.,LTD