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5.おいしい水の条件
5−1 おいしくする物理的条件
イ)水温 体温マイナス20〜25℃が美味しいといわれる。因みにお湯の方も体温プラス20〜
25℃が飲み易い温度であるといわれている。
ロ)雰囲気  これも一部の条件となる。
ハ)清潔感  透明に磨かれたコップ、清潔な環境、これも大事な要素となる。
ニ)外観  色・濁りがなく、変な泡立ちがないこと。

5−2 おいしくする生理的条件
イ) 水を要求している時。のどが渇いている時、運動の後、酔い覚めの時、等。
ロ) 飲み慣れた水。まずい水の場合でも慣れがでてくる。
ハ) 興奮・緊張してない時。

5−3 おいしくする気象条件
イ)気温 水温との差が10℃以上あるとおいしく感ずる。
ロ)湿度  低い方がおいしく感ずる。

5−4 おいしくする成分
 無色透明無味無臭で有害物・有害殺菌を含んでいない事が基本条件であり、厚生省令による飲料水基準値を満たす安全な水である事は当然であるが、味覚については感性の部分であり、ある程度の傾向はあっても“これが絶対条件である”というものは決められない。
ある程度についての見解を次表にまとめた。

5−5厚生省が組織した「おいしい水研究会」やその他の専門家が示した値
水の味に関する成分 おいしい水の研究会 他の専門家の意見
A 味覚
  飲んでさっぱりする水
  くせの無い水
  飲みなれた水
   
B 臭気度 3以下 3以下/小島貞男
なし/おいしい水の要件
C 水温
  比較的低い事
20℃以下 8〜14℃/中西弘
10〜14〜17℃/日下譲
10〜15℃/小島貞男
体温−20〜25℃/アクア研究会
D pH
  弱酸性である水
6.0〜7.5 6.7〜7.0/中西弘
6.5〜6.7〜7.0/日下譲
6.0〜7.5/おいしい水の要件
E 遊離炭酸
  適度に含む水
3〜30mg/L 10〜50mg/L
30〜50mg/L/小島貞男
20mg/L/日下譲
F 溶存酸素
  多く含む水
  5mg/L以上/小島貞男
9mg/L(飽和量/20℃)
G ミネラル
  【K、Mg、Na、Ca等】
  適度に含む事
  50〜200mg/L
30〜200mg/L/小島貞男
Caとして30〜80mg/L/日下譲
Ca+Mgで50mg/L以下/
         おいしい水の要件
H 硬度【Ca、Mg】
  適量である事
10〜100mg/L 20〜50mg/L/中西弘
30〜120mg/L/日下譲
10〜50〜100mg/L/小島貞男
I 過マンガン酸カリウム消
  費量
  少ない事
3mg/L以下
(地下水は1.5mg/L)
2mg/L以下/中西弘
CODで1mg/L以下/日下譲
水道水で1mg/L以下、地下水で
1.5mg/L/おいしい水の要件
J 色度
  低い事
  1.5度以下/中西弘
濁りがなく澄明/日下譲
K 残留塩素
  少ない程おいしい
0.4mg/L 0.1mg/L以下/日下譲
0.4mg/L以下/小島貞男
L 塩素イオン
  低濃度である事
  12mg/L以下/中西弘
5〜12〜18mg/L/日下譲
50mg/L以下/おいしい水の要件
M 蒸発残留物
  あまり多くない事
30〜200mg/L 40〜100mg/L/中西弘
50〜100〜200mg/L/日下譲
50〜200mg/L/おいしい水の要件
N 金属イオン、その他
  鉄、マンガン等少ない事
0.02mg/L/Fe 0.02mg/L以下/日下譲
0.02mg/L以下/おいしい水の要件
O 電気伝導度
  あまり高くない方がよい
   
P 重炭酸イオン
  おいしさにとって
  大きい要素といわれる
  20〜25〜30mg/L/日下譲
Q 硫酸イオン
  少ない方がよい
  10〜30mg/L/日下譲
R シリカ
  味覚に影響ありという人
  あり
  20〜40mg/L/日下譲
S その他
Index of good Taste Water Index of Healthy Water
O Index(OI) = (Ca+K+SiO2)/(Mg+SO4)
Index of Healthy Water
K Index(KI)= Ca-0.87Na
* Good Taste is proposed as OI≧2
*Healthy Water is proposed as KI≧5.2
/橋本将ほか

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